MESSAGE FROM THE TOP

恐れずに、変わる。
持続可能な社会の実現を、
牽引するために。

代表取締役社長 塩川 和幸

未来につながる変革を、いま。

エネルギーの未来を切り拓く。それが、東京パワーテクノロジーのミッションです。発電関連設備の「工事・運転・保守・環境保全・評価」のすべてを、トータルエンジニアリングサービスとして提供できる強みを最大限に発揮し、高品質で低廉なエネルギーの安定供給を力強く支え、福島の復興に貢献する。まさに、エネルギーの未来に直結する事業に挑んできました。

いまエネルギー業界は、「持続可能な社会の実現」という未来をターゲットに、カーボンニュートラルへの挑戦を推進しています。風力・太陽光・水力といった再生可能エネルギーの活用や、水素やアンモニアを利用した発電への取り組みもますます加速するでしょう。この潮流の中で、私たちもまた、変わらなければならない。これまで以上にエネルギーの未来に貢献できる、トップランナーへと変革を果たしたい。そんな決意を新たにしたところです。

2つの「拡げる」。

変革に向けたアクションとして、私たちは2つの「拡げる」を描いています。ひとつは「範囲を拡げる」。東京パワーテクノロジーは、2013年に3社が経営統合し、幅広いノウハウを持つに至った企業。これからはさらに大きなバリューチェーンを構築し、「持続可能な社会の実現」に貢献できる領域を拡大していこうとしています。そしてもうひとつは、「深さを拡げる」。これまでは東電グループとして外部に委託していたような工事や業務を、当社が担うことで内製化していきたい。そのことを通じて、さらに多くの知見やノウハウを私たち自身の中に蓄積したいと考えています。

変革は、リスクを伴います。100戦100勝といけば理想的ですが、実際には99敗してようやく1勝、ということもあるでしょう。だとしても、挑戦なくして成長はない。企業としてのリスクヘッジに最大限に努めながらも、挑戦を決して恐れません。そして、そのいちばんの原動力である社員を、全力で応援する姿勢を貫いていきます。

地道さが、挑戦を支える。

これから入社する方にも、ぜひ挑戦への気概を持っていただきたいと思っています。私自身のこれまでを振り返っても、難易度の高い挑戦こそ、成長の糧であったことを実感します。中でも感慨深いのは、前の所属先である東京電力パワーグリッドで経験したプレス対応です。2019年に関東地方を襲った台風15号は、千葉県に大規模な停電被害をもたらしました。復旧に時間がかかる中、できるだけ正確な情報をお客様へ発信するために、技監であった私がその役目を担ったのです。自分としては至らなかった点ばかりが思い返される出来事ですが、周囲からはどうにか一定の評価をいただくことができました。

ただ、誤解のないようにお伝えしておきたいのは、挑戦を支えるのは「地道さ」だということです。実際に入社してみると、日々の仕事の地味さに戸惑う方もいらっしゃるかもしれません。けれどそこで立ち止まることなく、目の前の「やるべきこと」にしっかり向き合ってください。まずはひとつの分野をコツコツ極めていくことが、その後の成長につながり、挑戦を支える力になります。もちろん会社としても、日常の教育から資格取得まで、成長のための支援は惜しみません。「井の中の蛙」で終わることなく、社外でも通用するような人財をぜひ目指していただきたいと思います。

多様性が、成長のコア。

学生時代の私は、登山に夢中でした。アルバイトでお金を貯めては、いそいそと山に出かけていました。たくさんの時間を思うがままに使えるのは、学生だから許される贅沢。みなさんもぜひ学生のうちに、好きなことに打ち込んでいただきたいと思います。遊びでも勉強でも、なんだって構いません。後悔のないよう、思いきり楽しんでください。そして、自分だけの経験を積んでください。

会社にとっての成長のコアは、多様性ではないかと私は考えています。性差や障がいの有無はもちろん、経験や考え方の違いも多様性です。視点や価値観の異なる人たちが、お互いを尊重し、課題解決のために力を合わせることで新しい発想が生まれます。ぜひ、あなたという「多様性」を、東京パワーテクノロジーに持ち込んでください。そして、地道な努力を重ねた先にある社会貢献の充実感や、挑戦の面白さを味わってください。幅広い事業を展開するこの会社には、きっとあなたが成長できる場所があるはずです。