CAREER INTERVIEW

多彩な業務経験と
ライフイベントを両立させ、
グループマネージャーへ。
事務
尾形 春美
環境事業部 復興支援センター 業務グループ
1993年入社
経理科卒

入社1年目~2年目

東電環境エンジニアリング株式会社
福島第一原子力支社
環境管理センター

施設管理部 発電運営課

少しずつ周囲と打ち解けながら、
いまにつながる基本を学ぶ。

1年目は環境管理センターに配属され、購買の手続きや勤務表の取りまとめといった庶務業務を経験。2年目は、発電運営課で福島第一原子力発電所(5・6号機中央操作室)の消耗品管理を行いました。入社直後は、とにかく緊張していましたね。高校を出たばかりで、何もかもが初めてで、うまくやっていけるのか自信がなくて。けれど、同期の女性や先輩たちと打ち解けていくうちに、不安も自然と消えていきました。仕事の進め方からビジネスマナーまで、いまにつながるすべての基本を教わった2年間です。

入社3年目~11年目

東電環境エンジニアリング株式会社
福島第一原子力支社
総務部 経理課

会計のスキルを磨きながら、
2人の出産・育児を経験。

経理課で、主に会計関係の業務を担当。少しずつ仕事の幅が広がり、知識がついたことで自分から教える場面も増え、感謝される嬉しさを知りました。入社6年目と7年目には、続けて2人の子どもを出産。「出産したら退職」が当たり前の世の中でしたが、私は2人目の出産時に1年間の育休を取得し、復帰しました。子どもの成長を身近に感じることと、仕事のやりがいを感じること。当時から、その両方を味わえる会社でした。

入社12年目~17年目

東電環境エンジニアリング株式会社
福島第一原子力支社
技術部 放射線管理グループ

コミュニケーションを伴う新業務を、
新鮮な気分で楽しむ。

福島第一原子力発電所で、入構する方のための手続きを行う「登録窓口業務」に就きました。それまでとはまったく違う仕事です。聞いたことのない専門用語に戸惑うこともあれば、接客に近いコミュニケーションをこなすために、改めて言葉遣いを学ぶことも。でも、その新鮮さがかえって楽しかったですね。また、周囲に女性社員が多かったのも、育児の最中だった私にはとても心強い環境でした。

入社18年目~20年目

東電環境エンジニアリング株式会社
福島第一原子力支社
総務部 総務グループ

いくつもの不安を乗り越え、
子どもに見せ続けた働く母の姿。

工事関係の契約業務を担当しました。配属直後はかなりの激務。夫が単身赴任中だったこともあって、義母の助けを借りながら仕事と育児のバランスを取っていました。やがて配属から半年後、東日本大震災が発生。正直なところ、この地で仕事を続けるべきかどうか、少し悩みました。けれどやっぱり仕事は好きだし、何より子どもたちには、働く母の姿を見てほしい。そう考えて踏みとどまりました。

入社21年目~23年目

東京パワーテクノロジー株式会社
福島第一原子力事業所
除染・廃棄物対策部 第一グループ

庶務業務を行いながら、
帰還困難区域での仕事も経験。

庶務業務に従事しました。また、数回だけですが、放射性物質のスクリーニング検査をサポートしたことも。帰還困難区域にお住まいだった方が短時間だけ戻り、再び出ていかれる際の検査でした。机上の庶務業務とは異なり、外で作業をする貴重な機会。同時に、住民の方々と接することで、身の引き締まるような緊張感も覚えました。

入社24年目~29年目

東京パワーテクノロジー株式会社
復興支援センター
業務グループ

かつて習得した経理スキルを活用。
夫婦で資格取得にも挑戦。

組織改変によって設置された復興支援センターに配属。のちに業務グループが発足し、私はそこで報告書作成や請求処理に携わることになりました。かつて身につけた経理関連のスキルを、存分に活かせる機会が巡ってきたのが嬉しかったですね。また、育児が一段落したこともあり、夫婦で衛生管理者の資格に挑戦。2度目の試験でみごと合格することができました。

入社30年目〜

東京パワーテクノロジー株式会社
復興支援センター
業務グループ

グループマネージャーとして、
教える仕事と丁寧に向き合う。

業務グループのマネージャーに就任。マネージャーの補佐をつとめたことはありますが、いざ自分がマネージャーになってみると、傍から見ていた以上にやるべきことが多く、忙しい毎日を送っています。もともとはオンとオフをきれいに分けるタイプでしたが、最近ではときどき、オフなのに仕事のことを思い出すようになりました(笑)。特に力を入れて取り組みたいのは「教える」こと。これまではあまりその機会がなかったので、自分自身の仕事をしっかりとこなしながら、丁寧に教えていきたいと思っています。

これから取り組んでいきたいこと

じつはキャリアプランを明確に立てたことがなく、グループマネージャーになったことも完全に予想外。その先を描くまでには気持ちが至っていませんが、まずは部署をしっかり動かしていきたいと思っています。また、働きがいを感じるために何よりも大切なのは、プライベートを充実させることだと思っています。このところ少しサボっていた夫婦でのウォーキング再開を皮切りに、世の中の状況を見ながら、趣味の旅行も少しずつ再開できたら嬉しいですね。