INTERVIEW

サステナブルな社会に欠かせない、
再生可能エネルギーを「つくる」。

施工管理(再生可能エネルギー)
木原 康貴
土木建築事業部 土木第二グループ
2020年入社
地域環境科学部 生産環境工学科 卒

未来を支える設備が、目の前で生まれる。

東京パワーテクノロジーを志望した理由を教えてください。

大学で水理学を専攻したことをきっかけに、水力発電、ひいては再生可能エネルギーについて興味を持つようになりました。プラント建設を通じて再生可能エネルギーに関わりたいと思ったのですが、就活を進めるうちにわかったのは、すべての工事を自社だけで完結できる会社が意外と少ないこと。せっかくなら、設備をつくりっぱなしにするのではなく、保守・点検まで自ら責任を持って行えるところがいい。そんな会社を探すうちに、巡り会ったのが東京パワーテクノロジーでした。

現在手がけている仕事も、再生可能エネルギー関連ですか?

太陽光発電に関わる変電所の建設に、現場管理として携わっています。いまは、何もない土地に基礎をつくるための測量に着手したところ。その後、掘削し、土地を均し、鉄筋や型枠を組み、コンクリートを打って基礎をつくりあげていきます。実際に作業をするのは職人の方々ですが、毎日のように現場の景色が変わり、目に見えて完成に近づいていくところにやりがいを感じますね。入社3年で、これまで太陽光、風力、バイオマスなど多様な再生可能エネルギーの受変電設備や自営送電線の工事に携わり、これが4件目の現場ですが、つくるものは同じでも条件によって中身が変わり、いつも新鮮な気持ちで仕事に向き合えています。

「絶対に欠かせない」という価値。

仕事にはすぐに慣れることができましたか?

現場に出て3か月ほどは、まわりが話している内容がほとんど理解できませんでした。道具の名前を言われて「取って」と頼まれても、どれなのかわからない。でも、先輩たちも協力会社の方々も本当に優しくて、質問すれば丁寧に教えてもらえました。ひとつ解決すると新しい疑問が生まれ、それをまた質問して……その繰り返しで、工事内容も施工方法も一通り覚えることができました。学校での勉強がダイレクトに役立つ場面はそれほど多くありませんが、逆にいえば、学生時代に何を学んだかに関わらず、成長できる環境だと感じています。

どんなところに仕事の意義を感じていますか。

大きく2つあります。まず、いま手がけているのが変電所であること。変電所は、発電所でつくられた電気を家庭やオフィスに届けるうえで、絶対に欠かせない設備です。さらに、再生可能エネルギーに関係していること。サステナブルな社会を実現するために必要なのはもちろん、電気料金の高騰を解決できる可能性もあります。日常の仕事の中でそこまで思い至ることは少ないのですが、ニュースなどでそうした話題に触れるたび、改めて仕事の意義を感じますね。一言でいえば「子どもに自慢できる仕事」。しかも、現物を見せてあげられるところがうれしいですね。

基本を大切に、現場を任される存在へ。

責任ある仕事をするうえで、心がけていることは何でしょうか。

基本的なことですが、あらかじめ施工手順をしっかりと理解し、安全管理や品質管理のポイントを頭に入れることにしています。現場の安全を確実に守り、品質基準を満たしていくためには、それが大前提だと思うからです。協力会社の方にふと尋ねられる「この工程、どうなっていたっけ」という質問に即答できないと恥ずかしくなりますね。一人で現場を見る機会も増えてきたいま、さらに気を引き締めて取り組み、成長していけたらと考えています。

その成長のゴールはどこにあるのでしょうか。

非常に奥の深い世界なので、そもそもゴールはないのかもしれません。当面の目標としては、「現場代理人」を目指しています。3年間の実務を経てようやく挑戦できる資格と、豊かな経験を併せ持つ人だけがなれる立場です。現場でひとつひとつの経験を大切に積み重ねることはもちろん、家に帰ってからもテキストでの勉強を日課にしています。再生可能エネルギーという新分野にせっかく関われているので、その現場代理人として活躍できることを願っています。