INTERVIEW

頼られている実感を励みに、
精密な決算を支える。

経理
藤田 奈菜
経営企画部 経理グループ
2017年入社
法学部 法学科卒

人と向き合う社風がモチベーション。

入社の決め手を教えてください。

「日々のあたりまえを守る会社で仕事がしたい」と考えていました。東京パワーテクノロジーは、発電関連事業に加えて環境事業も手がけています。電力の安定供給と、私たちが生きる環境。その両方を支えているところが魅力的でした。もうひとつ、とても印象に残っている出来事があります。採用面接の後、人事の方と雑談中に「穏やかそうだけど、しっかり芯がある人だね」と言ってもらえたんです。企業側から私の印象を伝えられたのは、後にも先にもこの時だけ。人をしっかり見て、大切にしている会社だと強く感じました。

「人を大切にする会社」。その印象は、入社してみてどうなりましたか?

ますます強くなりました。私が担当している経理業務は、社内のあらゆる部署に関係するもの。自然と、関わる人も多くなります。そのみなさんがとても優しくて、気を配りながら接してくださっていることがよくわかります。顔が見えないままのやりとりも珍しくないのですが、「ありがとう」「また何かあった時はよろしく」という一言のおかげで「頼ってもらえている」という実感が湧いて、もっとがんばろうという気持ちになれますね。

決算の正確性を担う、責任とやりがい。

改めて、いまの仕事内容を教えてください。

決算及び収支予想のための原価計算に関わっています。どちらの数字も対外的に発表されるため、ミスが許されません。正確な値をもとに計算するために、社内の各所から上がってくるデータの確認と、間違いがあった場合の修正依頼を行うのが私の担当業務です。「数字がどう間違っているか」「どう修正してほしいか」と根拠立てて伝えるのが難しくて、初めのうちは苦労しました。前任者の力を借りて多くの前例を学び、自分の引き出しを増やすことで少しずつ対応力を上げていきました。

正確な進行が求められそうですね。

入社2年目の話ですが、提出物の期限に間に合わなくて慌てたことがあります。さまざまな資料をもとにデータをまとめなければならないのに、ひとつひとつの作業に想像以上に時間がかかってしまったんです。この時の反省から、「どの作業を」「いつ」始められるかを明確化し、できるものには前倒しで取りかかる習慣をつくりました。また、資料の収集方法や手順を見える化することで、悩まずに進められるよう工夫もしました。手痛い失敗でしたが、その後に活かせた点だけはよかったと思っています。

社風に背中を押されて、資格に挑戦。

決算関連のほかに、どのような業務がありますか?

少し変わったところでは、「理解活動」があります。経理業務に関連する情報をレクチャーするために、私たち経理グループのメンバーがあちこちの事業所に赴く活動です。効率よく回るために日程を調整したり、メンバーの予定を確認しながら説明役の割り振りをしたり、ふだんとは異なる業務ができるのが新鮮でしたね。また、それまではメールや電話でしか関わりのなかった社員と直接のコミュニケーションが取れたのも嬉しかったです。

成長のために、意識して取り組んでいることはありますか?

個人的には、実務を通じた経験こそがいちばんの学びかもしれないと思っています。新しい業務を次々に重ねながら、知識を増やしていけるのがこの仕事の面白さのひとつですね。また、日商簿記や建設業経理士などの資格にも挑戦し、取得しています。もともとは、自主的にそういったものに取り組むタイプではないのですが(笑)、資格取得や社外研修に熱心な社風のおかげで、背中を押してもらえています。自分の価値を高めるうえで、すごくありがたい環境ですね。